福岡で娘と過ごした2日間を終え、私は神戸へ向かう新幹線に乗りました。
行きの新幹線はとても長く感じたのに、帰りはあっという間でした。
窓の外を流れる景色を眺めながら、娘と過ごした時間を何度も思い返していました。
すると、娘からLINEが届きました。
「お母さん、席に座れた?」
「今日は楽しかったね。」
そんな言葉から始まるメッセージでした。
そして続けて、
「お母さんが寂しがってるの、私気づかなかった。」
「ごめんね。」
と書かれていました。
さらに、
「大人でも、あんなに泣くんやね。」
「びっくりしたよ。」
「お母さんに会ってから寂しくなって、涙が止まらない。」
そんな言葉もありました。
私はそのLINEを読みながら、新幹線の中で涙があふれてきました。
でも同時に、少し反省もしていました。
娘は結婚し、新しい生活を始めようと頑張っているところです。
そんな大切な時に、私は取り乱して泣いてしまいました。
娘を安心させるどころか、心配をかけてしまったのではないか。
そんな気持ちになったのです。
私は娘に、
「少しずつ慣れようね。」
「お母さんも子離れしなあかんね。」
「今日は会えて安心したよ。ありがとう。」
「お買い物楽しかったね。また一緒に行こうね。」
と返信しました。
そして最後に、
「また会いに行くね。」
と送ると、娘から返ってきた言葉は意外なものでした。
「あかん。1年は会わないでおこう。」
私は思わず笑ってしまいました。
でも、その言葉の奥には娘の強い気持ちがあったのだと思います。
新しい土地で、新しい生活を築いていく。
自分の足で前へ進もうとしている。
そんな覚悟のようなものを感じました。
その時、私は思いました。
「あぁ、この子は本当に大人になったんやな。」
と。
娘の方が、私よりもずっと前を向いていたのかもしれません。
そして、その時ふと思ったのです。
私は若い頃、自分の親の気持ちをどれだけ理解していただろうか、と。
親の心子知らず。
本当によく言ったものです。
親は子どもの幸せを願いながら、寂しさも抱えています。
でも子どもは、自分の未来へ向かって歩いていく。
それは決して冷たいのではなく、親が愛情をかけて育てた証なのかもしれません。
今の娘には、私の寂しさの全ては分からないと思います。
でも、それでいいのだと思います。
いつか娘も人生の節目を迎えた時、少しだけ親の気持ちを思い出してくれたら嬉しいなと思います。
寂しさは今もあります。
でも娘が自分の人生を歩き始めたことを、母として応援していこうと思います。
それが、私なりの子離れの第一歩なのかもしれません🌷
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