私は一人で新幹線に乗り込み、福岡へ向かいました。
博多駅から地下鉄に乗り換え、娘と待ち合わせをしている駅へ向かいました。
胸がそわそわして、ずっと落ち着きませんでした。
今振り返ると、自分自身の体調も決して良い状態ではなかったと思います。
頭痛は続いていましたし、心も不安定でした。
娘に会いたい気持ちと、寂しさや不安が入り混じり、何とも言えない気持ちで改札へ向かいました。
待ち合わせ場所で娘を待っている時間は、とても長く感じました。
そして、エレベーターの扉が開き、娘の姿が見えました。
その瞬間、胸の奥に溜まっていたものが一気にあふれ出しました。
私は思わず娘を抱きしめました。
可愛くて、愛おしくてたまりませんでした。
周りの人の目など気にならないほど、私は娘を抱きしめながら泣いていました。
涙が止まりませんでした。
今こうして思い出しながら書いていても、涙が出てきます。
娘はそんな私を見て、少し戸惑ったような表情をしていました。
でも私は、ただ娘が元気でいてくれたことが嬉しかったのです。
娘に会えた安心感と、
「本当に遠くへ行ってしまったんだな」
という寂しさが同時に押し寄せてきました。
親になると、子どもの成長は嬉しいものです。
自分の力で歩き、自分の人生を築いていく姿は誇らしく思います。
でもその反面、
毎日のように顔を見ていた子どもがいなくなる寂しさは、経験した人にしかわからないものかもしれません。
キャリーケースの中には、娘の好きなお菓子や日用品をたくさん詰め込んでいました。
そして、ディズニーが大好きな娘のために、リーナ・ベルのぬいぐるみも入れていました。
「寂しいやろうから、これ持って行ってあげよう。」
そんな気持ちで荷物を準備していたのを覚えています。
娘はもう大人です。
結婚して、自分の人生を歩き始めています。
それなのに私は、どこかでまだ小さな頃の娘を見ていたのかもしれません。
元気そうな娘の顔を見て、私は少しだけ安心することができました。
あの日の再会は、娘のためというより、不安でいっぱいだった私自身の心を支える時間だったのかもしれません🌷
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